釵頭鳳 TWO POEMS FROM SUNG DYNASTY |
釵頭鳳 宋王朝の2つの詩 |
紅酥手, 黄縢酒, 滿城春色宮牆柳。 東風惡, 歡情薄。 一懷愁緒, 幾年離索。 錯,錯,錯。 春如舊, 人空痩, 涙痕紅滲鮫絹透。 桃花落, 閑池閣, 山盟雖在, 錦書難托, 莫,莫,莫! #涙痕紅滲鮫絹透の「滲」と「絹」は 漢字FONTがなかったので当て字です |
ほのかな紅色の手 黄色の栓をした酒 満城は春の色 宮殿の壁際の柳 東風はきらい 喜びの時は儚く去り 別れのつらさをずっと抱いていた 幾年別れていたことか 違う。違う。違う。 春は昔のままだが 人は空しく痩せていく 涙の痕は紅く滲んでハンカチに染み込んでいく 桃の花は散り 閑かな池のほとりの東屋 契りの約束はまだあるけれども もう手紙を渡すこともできない 終わりだ、終わりだ、終わりだ |
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TWO POEMS FROM SUNG DYNASTY 宋王朝の2つの詩
( 2003.06.28 藤井宏行 )