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I systrar,i bröder,i älskande par!   Op.86-6  
  6 Laulut
姉妹たちよ 兄弟たちよ 愛するカップルよ!  
     6つの歌

詩: リューベック (Mikael Lybeck,1864-1925) フィンランド
      

曲: シベリウス (Jan Sibelius,1865-1957) フィンランド   歌詞言語: スウェーデン語


Tre systrar de häkla sin moders lin,
Skön-Östan,Skön-Västan,Skön-Innerli'fin.
De gnola vid häklan en aftonens sång,
och aftonen lider och bliver så lång.
I systrar,I jungfrur,vi gören I så?

Tre bröder de plöja sin faders mark,
Stark-Nolan,Stark-Sunnan och Ytterli'stark.
De tänka vid plogen mång' underlig ting,
och tankarna söka i bygden omkring.
Så sägen,I gossar,vart tankarna gå!

I systrar,I bröder,I älskande par,
tager tiden i akt,hon flyger och far!
Får elden i blodet bli flammande röd,
han bränner till liv,han bränner till död.
I unga,som älsken,vad väntar ni på?

三人の姉妹が母親の麻糸を紡いでいる
美しい東 美しい西 美しい中側
紡ぎながら口ずさんでいる 夕べの歌を
そして夕暮れは過ぎ去り 長くなっていく
姉妹よ 乙女たちよ なぜお前たちはそうしているのか?

三人の兄弟が父親の土地を耕している
強い北 強い南 強い外側
耕しながら考えている たくさんの不思議なことを
そして考えは探し回る あたりの野を
言ってくれ 若者たちよ どこにお前たちの考えが行こうとするのかを!

姉妹たちよ 兄弟たちよ 愛するカップルよ
時のことを考えよ それはすぐに飛び去って行く
もしも血の中で炎が赤く燃えさかっていても
それはお前を生の中で燃やし 死の中で燃やすのだ
若者たちよ 恋する者たちよ お前たちは何を待っているのだ?


これもシベリウスの音楽とは相性が良さそうな幻想的な詩、伴奏のピアノの連打はしかしちょっと落ち着きのない印象を与えます。寓話的な感じを強調しようとしたのだと思いますがちょっと私にはちぐはぐな感じがしました。最後の曲の盛り上がりも(演奏の仕方にも寄るのでしょうが)歌詞の力の入り方に比べて少々不完全燃焼です。

( 2014.03.09 藤井宏行 )


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