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Abendlied der Fürstin   D 495  
 
王女の夕べの歌  
    

詩: マイアホーファー (Johann Baptist Mayrhofer,1787-1836) オーストリア
      Abendlied der Fürstin

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Der Abend rötet nun das Tal,
Mild schimmert Hesperus.
Die Buchen stehen still zumal,
Und leiser rauscht der Fluß.

Die Wolken segeln goldbesäumt
Am klaren Firmament;
Das Herz,es schwelgt,das Herz,es träumt,
Von Erdenqual getrennt.

Am grünem Hügel hingestreckt,
Schlaft wohl der Jäger ein -
Doch plötzlich ihn der Donner weckt,
Und Blitze zischen drein.

Wo bist du,heilig Abendrot,
Wo,sanfter Hesperus?
So wandelt denn in Schmerz und Not
Sich jeglicher Genuß.

夕暮れが谷間を今赤く染めて
やさしく宵の明星が輝いています
ブナの森は静かに並んで立ち
川も穏やかにざわめいています

雲は金色に縁取られて流れて行きます
澄みきった大空を
この心は騒ぎ 心は夢見ます
この世の苦悩から解き放たれて

緑の丘に体を伸ばして
ぐっすりと狩人が眠っています
けれど突然  彼を雷鳴が目覚めさせ
稲妻もそこで響き渡ります

お前はどこですか?聖なる夕焼けよ、
どこへ行ったのですか 穏やかな明星よ?
こうして迷い込んで行くのね 痛みや苦しみの中へと
どんなに楽しいことでも


( 2014.02.14 藤井宏行 )


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