Il nascere e il fiorire d’una rosa |
一輪のバラの花の誕生 |
Vaga rosa spuntar vidi, Porporina in sull’aurora; Nel suo buccio chiusa ancora, Già segnava la beltà. Vaga rosa,porporina Nel suo buccio chiusa ancora, Già segnava la beltà. Quella rosa poi rividi, Il suo seno allor schiudeva; Ogni fiore a lei cedeva E regnava in sua beltà. Quella rosa,il suo seno Ogni fiore a lei cedeva E regnava in sua beltà. |
夢見るようなバラのつぼみを見た 真っ赤な朝焼けの中に まだマントに包まれてはいるが もう美しさは現れ出ている 夢見るバラよ 真紅の まだマントに包まれてはいるが もう美しさは現れ出ている かのバラをそれから見た その胸はたわわにふくらんでいた あらゆる花たちが彼女の前に頭を垂れていた 彼女の美しさの支配を前にして かのバラをそれから見た あらゆる花たちが彼女の前に頭を垂れていた 彼女の美しさの支配を前にして |
作詞者不詳の曲ですが、なかなかにゴージャスな女性の描写、華やかな宮廷のお姫様の登場を見るようです。音楽はしかしながら軽快で爽やかな感じ。ベルリーニのカンツォネッタを思わせる耳に優しいメロディです。最後の盛り上げ方などはマイアーベーアらしく華麗さも見せてはおりますが。
( 2014.01.25 藤井宏行 )