Eifersucht und Stolz Op.25 D 795 Die schöne Müllerin |
嫉妬と誇り 美しき水車小屋の娘 |
Wohin so schnell,so kraus und wild, mein lieber Bach? Eilst du voll Zorn, dem frechen Bruder Jäger nach? Kehr um,kehr um,und schilt erst deine Müllerin Für ihren leichten,losen,kleinen Flattersinn. Sahst du sie gestern abend nicht am Tore stehn, Mit langem Halse nach der großen Straße sehn? Wenn von dem Fang der Jäger lustig zieht nach Haus, Da steckt kein sittsam Kind den Kopf zum Fenster 'naus. Geh,Bächlein,hin und sag ihr das; doch sag ihr nicht, Hörst du,kein Wort von meinem traurigen Gesicht. Sag ihr: Er schnitzt bei mir sich eine Pfeif' aus Rohr Und bläst den Kindern schöne Tänz' und Lieder vor. |
どこへ行くんだそんなに速く そんなに乱れて そんなに荒々しく ぼくの大好きな小川よ お前は追っているのか 怒りに満ちて あのろくでもない狩人を 戻ってこい 戻ってこい お前の水車小屋の娘を叱ってくれよ あの子の軽はずみでふしだらな ほんのちょっとした浮気のことを お前は見なかったかい あの子が昨晩 門のところに立ってたのを 首を長くして 広い通りを眺めていたのを? 狩りからあの狩人が 機嫌よく家に戻ってくるときでも おしとやかな娘は突き出したりはしないもんだ その頭を窓からね 行け 小川よ 言ってあの子にそう言ってくれ だけど決して言うんじゃないぞ いいかい 一言たりともぼくの悲しそうな顔のことは あの子に言ってくれ 彼は葦で笛を作っていると 子供たちにそれを吹いてやってるって ダンスの曲や歌を |
前の曲とほとんど曲想は一緒で、怒りと共に一気に駆け抜けます。もっともこちらは小川への八つ当たりですね。この後の詩はシューベルトが歌曲集を作るにあたり省略しているのですが、最後の「子どもたちに葦笛を作ってやる」のところを引き継いで行っています。
( 2013.08.30 藤井宏行 )