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The rain it raineth every day   Op.23-5  
  Five Shakespeare Songs
雨が毎日降るからさ  
     5つのシェイクスピアの歌

詩: シェイクスピア (William Shakespeare,1564-1616) イングランド
    Twelfth Night (十二夜) Act.5 Scene.1 The rain it raineth every day

曲: クィルター (Roger Quilter,1877-1953) イギリス   歌詞言語: 英語


When that I was and a little tiny boy,
With hey,ho,the wind and the rain,
A foolish thing was but a toy,
For the rain it raineth every day.

But when I came to man's estate,
With hey,ho,the wind and the rain,
'Gainst knaves and thieves men shut their gate,
For the rain it raineth every day.

But when I came,alas! to wive,
With hey,ho,the wind and the rain,
By swaggering could I never thrive,
For the rain it raineth every day.

A great while ago the world begun,
With hey,ho,the wind and the rain,
But that's all one,our play is done,
And we'll strive to please you every day.

おいらがちっちゃなガキだった頃にゃ
ヘイ・ホウ 風と雨ばかり
悪さをしても 大ごとにゃなんなかったさ
だって毎日雨降りだったからな

だけどおいらが大人になった時にゃ
ヘイ・ホウ 風と雨ばかり
ごろつきやコソ泥は締め出されたのさ
だって毎日雨降りだったからな

だけどおいらが ああ!嫁を貰った時にゃ
ヘイ・ホウ 風と雨ばかり
威張り散らしてもまるで駄目だったさ
だって毎日雨降りだったからな

ずっと昔さ 世界が始まったのは
ヘイ・ホウ 風と雨ばかり
それもどうでも良いことさ お芝居はおしまい
こうして毎日毎日皆様を喜ばせましょう


「十二夜」第5幕第1場、お芝居が終わったあと登場人物が道化フェステを除いてみな退場したあと、一人残った彼が歌う歌です。何だか人生の哀歓がにじみ出ているような詩ですので、そんな感じで暗くさびしいメロディをつけた人もおります。クィルターの場合は喜劇の大団円にふさわしく、飄々とユーモラスな音楽にしております。
原詩は5節からなり、第4節が歌では省略されています。

( 2012.10.06 藤井宏行 )


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