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Ved en ung Hustrus Båre   Op.39-5  
  6 Romancer
若い花嫁の柩のそばで  
     6つのロマンス

詩: モンラッド (Olaf Peder Monrad,1849-1920) ノルウェー
      

曲: グリーグ (Edvard Grieg,1843-1907) ノルウェー   歌詞言語: ノルウェー語


Blegnet,blegnet,hun,midt i Livets Glød;
Segnet,segnet,hun som ej aned Død.
Døden agted ej
Livets Blomster vej,
Fagrest Blomst den brød!
Sorgens Toner lyde,
Kan ej Fred betyde,
Længslens Suk og Råb,
Kan det rumme Håb?

Båren,Båren sænkes i Jorden ned;
Tåren,Tåren spejler det mørke Sted.
Han som mi sted jo
Kjærlig Lykkes Ro,
Far og Mor stå ved
Da usynlig kommer
Livets store Dommer,
Lærer dem det Råb,
Som kan rumme Håb.

蒼ざめている 蒼ざめている 彼女は 人生の輝きのさなかに
倒れたのだ 倒れたのだ 彼女はこんな厳かな死など
死など思いもしなかったのに
人生の花咲く小道で
折り取られた一番美しい花
嘆きの歌が鳴り響くが
それは安息を意味しない
あこがれの溜息とすすり泣きは
希望を与えてくれるのだろうか

棺台が 棺台が 地面の上に下された
涙が映し出す その暗い場所を
喜びを失った夫
愛することの幸せを
父と母もすぐそばに立っている
目に見えずにやってくるときに
人生の巨大な判定が
彼らに涙を教えるのだ
彼らに希望を与えてくれるかも知れない涙を



前の曲に引き続き沈鬱な歌です。ゆっくりとしたテンポで力強く歌われるのでドラマティックな感じが強まりました。歌詞もストレートにこの悲劇を描写していて生々しいです。

( 2012.09.22 藤井宏行 )


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