Der Gärtner Op.107-3 Sechs Gesänge |
庭師 6つの歌 |
Auf ihrem Leibrößlein So weiß wie der Schnee, Die schönste Prinzessin Reit't durch die Allee. Der Weg,den das Rößlein Hintanzet so hold, Der Sand,den ich streute, Er blinket wie Gold. Du rosenfarbs Hütlein Wohl auf und wohl ab, O wirf eine Feder Verstohlen herab! Und willst du dagegen Eine Blüte von mir, Nimm tausend für eine, Nimm alle dafür! |
彼女の愛馬 雪のように白い馬に跨り こよなく美しい姫君は 並木道を駆けて行く 道を馬が ゆるやかに舞い 私の撒いた砂が 黄金のようにきらめく バラ色の小さな帽子は 上に下にと揺れている おお一枚の羽を落としてくれ こっそりと下に お前がその代わりに 一本の花が欲しければ 何千本でも持って行くがいい 全部それの代わりに! |
美しい情景描写の詩です。ヴォルフがそのメーリケ歌曲集の中に取り上げたものがとても有名でよく取り上げられていますが、シューマンの作品は存在すらほとんど知られていないかも知れません。全盛期の押しの強い美しさはないかも知れませんがそれでも愛らしい魅力にあふれた佳曲ではあるのですが。1851年の作曲。
( 2012.07.07 藤井宏行 )