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Enthauptung   Op.21-13  
  Pierrot Lunaire II
打ち首  
     月に憑かれたピエロ 第2部

詩: ハルトレーベン (Otto Erich Hartleben,1864-1905) ドイツ
      Décollation 原詩:ジロー Albert Giraud,Pierrot lunaire

曲: シェーンベルク,アルノルト (Arnold Schonberg,1874-1951) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Der Mond,ein blankes Türkenschwert
Auf einem schwarzen Seidenkissen,
Gespenstisch groß - dräut er hinab
Durch schmerzendunkle Nacht.

Pierrot irrt ohne Rast umher
Und starrt empor in Todesängsten
Zum Mond,dem blanken Türkenschwert
Auf einem schwarzen Seidenkissen.

Es schlottern unter ihm die Knie,
Ohnmächtig bricht er jäh zusammen.
Er wähnt: es sause strafend schon
Auf seinen Sünderhals hernieder
Der Mond,das blanke Türkenschwert.

月 このむき出しの半月刀は
黒い絹のクッションの上に横たわり
化け物じみた巨大さで 下を威嚇している
苦痛で暗くなった夜を貫いて

ピエロは苛立ち 休みなくうろつき回る
上を見上げる 死の恐怖に駆られて
月 あのむき出しの半月刀の方を
黒い絹のクッションの上に横たわる

膝を震わせながら
力なく 彼は突如倒れる
彼は予感するのだ それがもう振り下ろされるのかと
彼の罪深い首の上に
月、むき出しの半月刀が


曲集を纏めたページに全体のコメントを記載しています。
   Pierrot Lunaire II 月に憑かれたピエロ 第2部

( 2012.06.29 藤井宏行 )


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