Der Glückliche S.334 |
幸福 |
Wie glänzt nun die Welt im Abendstrahl Und ihre Wolken so goldig schön! Wie glühen die Fernen,wie duftet das Tal, Und die schimmernden,schlummernden Seen. Und wie jauchzet das Herz,wie tönt und rauscht Im Busen der goldne Gesang, Wie steh’ ich verwandelt,wie schau ich berauscht Die leuchtende Welt entlang! O wachse du fort,du Schwingenlust, O du schwellende Lebensglut! Seit diese Brust an ihrer Brust, Seit Mund an Mund geruht! |
何て世界は今輝いているんだ この夕暮れに 雲は金色に美しい! 何と彼方は燃えているのか 何と谷間は香っているのか そしてきらめく きらめく湖 何と高ぶるこの心 何と鳴り響き さざめくのか 胸の中で 黄金の歌声は 見違えるようになって立ち 酔いしれたように見るのだ この輝かしい世界を おお お前はなおも広がってゆく 揺れ動く喜びよ おお 揺れ動く人生の喜びよ この胸をあの人の胸に寄せたときから この唇をあの人の唇に寄せたときから |
軽快な前奏に引き続いて流麗な歌声が始まりますが、表情がくるくる変わって少々落ち着きのない印象です。技に走り過ぎて失敗してしまった曲のように私は聴いていて思えましたが、その意欲は良しとしたいと思います。面白かったですし。
( 2012.04.21 藤井宏行 )