So white,so soft,so sweet is she Four Old English Lyrics |
それくらい白く それくらい柔らかく それくらい甘い彼女 4つの古いイギリスの詩 |
Have you seen but a whyte Lilie grow before rude hands had touch'd it; Have you mark'd but the fall of the snow before the Earth hath smucht it. Have you felt the wool of Beaver, Or Swansdown ever; or have smelt of the Bud of the Bryer, Or the Nard in the fire; Or have tasted the Bag of the Bee; O so whyte,O so soft,O so sweet,so sweet, so sweet is she! O so whyte,O so soft,O so sweet, so sweet,so sweet is she! |
あなたは見ましたか ただ一輪のユリの花が咲くのを 粗野な手がそれに触れる前に あなたは気がつきましたか 雪のかけらが降るのを 大地がそれを吸い取ってしまう前に? あなたは触ったことがありますか ビーバーの毛皮を あるいは白鳥のダウンを そして嗅いだことがありますか 野バラのつぼみを あるいは火の中の松脂の香りを? ミツバチの蜜の袋を味わったことがありますか おお それくらい白く それくらい柔らかく それくらい甘い 甘い 甘いのです 彼女は! おお それくらい白く それくらい柔らかく それくらい甘い 甘い 甘いのです 彼女は! |
「4つの古いイギリスの詩」 第2曲はベン・ジョンソンの戯曲The Devil's an Assより。17世紀の作者不明の曲もあり、古楽演奏家によってそちらの方は良く取り上げられますが、ディーリアスの方の曲はあまり聴かれることはないでしょうか。淡々と静かな愛の告白が愛らしい佳曲です。ピアノ伴奏の繊細さがこの曲でも聴きものです。
( 2012.04.08 藤井宏行 )