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Exceeding sorrow consumeth my sad heart    
  Songs of Sunset
大いなる悲しみがぼくの悲しい心を食いつくす  
     日没の歌

詩: ダウスン (Ernest Dowson,1867-1900) イングランド
    Book of the Rhymers' Club  O Mors! Quam amara est memoria tua homini pacem habenti in substantiis suis

曲: ディーリアス (Frederick Theodore Albert Delius,1862-1934) イギリス   歌詞言語: 英語


Exceeding sorrow consumeth my sad heart!
Because tomorrow we must depart,
Now is exceeding sorrow all my part,

Give over playing,cast thy viol away,
Merely laying thine head my way:
Prithee give over playing,grave or gay.

Be no word spoken; weep nothing; let a pale
Silence,unbroken silence prevail!
Prithee,be no word spoken,lest I fail!

Forget tomorrow! weep nothing: only lay
In silent sorrow thine head my way!
Let us forget tomorrow this one day.


大いなる悲しみがぼくの悲しい心を食いつくす!
明日にはぼくたちは別れねばならないから
今は大いなる悲しみだけが私を満たしている

弾くのをやめてくれ、君のヴィオールを投げ捨ててるのだ
ただ寄せてくれ 君の頭をぼくの方に
お願いだから弾くのをやめて、悲しい曲も陽気な曲も

一言もしゃべらないで、何も嘆かないで、蒼白い
沈黙を、破られぬ沈黙を広げよう!
お願いだから一言もしゃべらないで、でないとぼくは死んでしまう

明日など忘れるんだ、何も嘆かないで、ただ寄せてくれ
静かな悲しみの中 君の頭をぼくの方に
明日を忘れよう この一日だけでも


第4曲はメゾソプラノのソロ。女声ではありますが詩人ダウソンの心情を歌っているということで、一人称は「ぼく」で通させて頂くこととしました。息の長い旋律が浸り込むような悲しみを歌います。

ダウソンの原詩のタイトルは次のようなラテン語。一応訳を試みて下に付けております。

O Mors! Quam Amara Est Memoria Tua Homini Pacem Habenti in Substantiis Suis
(おお死よ! 何と苦いのか お前のことを思い出すのは 安息に 豊かに暮らしている人間にとっては )

旧約聖書のシラの書41章からの引用のようです。

( 2012.03.09 藤井宏行 )


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