TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Crux fidelis   Op.16-3  
  5 Canons
まことの十字架よ  
     5つのカノン

詩: フォルトゥナトゥス (Venantius Honorius Clementianus Fortunatus,c530-c609) イタリア
      

曲: ウェーベルン (Anton Webern,1883-1945) オーストリア   歌詞言語: ラテン語


Crux fidelis,inter omnes arbor una nobilis:
nulla silva talem profert,fronde,flore,germine.
Dulce lignum,dulces clavos,dulce pondus sustinet.

まことの十字架よ、幾多の木々の中にあっても唯一の貴きものよ
いかなる森ももたらしはしない、かくなる葉を、花を、実を
甘美なる木が、甘美なる釘が、甘美なる重みを支えたり


古い讃美歌(Pange lingua)の一節で、詩の作者は6世紀の聖職者です。
前曲に引き続き、穏やかに歌われています。クラリネットの響きが美しいです。

( 2011.12.11 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ