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Lied der Mignon   Op.62-4 D 877  
  Gesänge aus Wilhelm Meister
ミニヨンの歌  
     ヴィルヘルム・マイスターよりの歌

詩: ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832) ドイツ
    Wilhelm Meisters Lehrjahre (ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 1796) Vol.4 Ch.11 Nur wer die Sehnsucht kennt

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Nur wer die Sehnsucht kennt,
Weiß,was ich leide!
Allein und abgetrennt von aller Freude,
Seh' ich ans Firmament nach jener Seite.

Ach! der mich liebt und kennt,
Ist in der Weite.
Es schwindelt mir,es brennt
Mein Eingeweide.

Nur wer die Sehnsucht kennt,
Weiß,was ich leide!

ただ憧れを知る者だけが
わたしの苦しみをわかってくれるのです
あらゆる喜び、幸せから隔てられ
私ははるか遠くの青い空を見つめています

ああ! 私を愛し、わかってくれる人は
どこかわからない遠い所にいる
そう思うと私は気が遠くなり
胸をかきむしられるのです

ただ憧れを知る者だけが
わたしの苦しみをわかってくれるのです

ボニー&パーソンズ(テルデック)
ヤノヴィッツ&ゲイジ(グラモフォン)
アメリンク&ボールドウィン(フィリップス)

私の大好きなボニーちゃん(「バーバラちゃん」だってば!)の無垢な歌はいつ聴いても心を洗われます。ヤノヴィッツは声の質に独特の清純さがあり、ミニヨンの歌にふさわしい歌唱。アメリンクは、昨年のさよなら公演での歌が、衰えたとはいえ感動的でした。

( 1998.08.02 甲斐貴也 )


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