Romanze aus Rosamunde Op.26 D 797 Rosamunde |
ロザムンデのロマンス 劇音楽「ロザムンデ」 D 797 |
Der Vollmond strahlt auf Bergeshöhn - Wie hab ich dich vermißt! Du süßes Herz! es ist so schön, Wenn treu die Treue küßt. Was frommt des Maien holde Zier? Du warst mein Frühlingsstrahl! Licht meiner Nacht,O lächle mir Im Tode noch einmal! Sie trat hinein beim Vollmondschein, Sie blickte himmelwärts; “Im Leben fern,im Tode dein!” Und sanft brach Herz an Herz. |
満月が山の頂にかかって輝いています。 恋人よ、どんなにあなたが慕わしく思われることか! 優しい心の人よ! 貞節な心の人が 誠を誓う接吻は、なんと美しいことでしょう。 5月の美しさが何の役に立つでしょう、 あなたこそがわたしの春の光でした! わたしの夜を照らす光よ、わたしにほほえみかけて下さい、 死の中で、いまひとたび! 満月の光の中へ彼女が足を踏み出し そして天を仰ぎ見た 「この世では遠く離れていても 死の世界ではあなたのもの!」 そしてそっと心と心を重ね合わせて崩れ折れた。 |
アメリンク&ボールドウィン(フィリップス)が、この美しい曲の最高の名唱だと思っています。あたたかく柔らかい声と絶妙の歌いまわし、これ以上を望みません。
さて歌詞ですが、これがどうにも取り留めのない代物でして、困ったことです(笑)。まあこれは本来のリートではなく、劇音楽の中のアリアだからね。
アメリンク盤の対訳がへんてこで、ますます訳が分からないので、わたしの解釈?を参考にされて下さい。(エラソーに!)少なくとも脈絡はついてます、たぶん(笑)。
( 1998.06.20 甲斐貴也 )