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Le jour    
  Douze rondels
朝  
     12のロンデル

詩: テオドール・ド・バンヴィル (Théodore Faullain de Banville,1823-1891) フランス
    Les Exilés - Rondels 1 Le jour

曲: アーン,レイナルド (Reynald Hahn,1875-1947) フランス   歌詞言語: フランス語


Tout est ravi quand vient le Jour
Dans les cieux flamboyants d'aurore.
Sur la terre en fleur qu'il décore
La joie immense est de retour.

Les feuillages au pur contour
Ont un bruissement sonore;
Tout est ravi quand vient le Jour
Dans les cieux flamboyants d'aurore.

La chaumière comme la tour
Dans la lumière se colore,
L'eau murmure,la fleur adore,
Les oiseaux chantent,fous d'amour.
Tout est ravi quand vient le Jour.

すべてが幸福なのだ 一日の始まるときは
朝焼けの輝く空の下で
花たちで飾られた大地の上には
限りなき喜びがまた帰って来たのだ

光を透かした木の葉は
音を立ててざわめく
すべてが幸福なのだ 一日の始まるときは
朝焼けの輝く空の下で

塔のようにあずまやは
光に染められる
水の流れはささやき 花たちは香る
鳥たちは歌い 愛に夢中になる
すべてが幸福なのだ 一日の始まるときは



どこかの小学校の校歌を連想させるような堂々たるピアノ伴奏に引き続き、華やかで美しいコーラスが朝の喜びを歌い出します。タイトルは直訳すると「日」(あるいは「昼間」)なのですが、ここは詩の内容からも「朝」としたいところです。
ロンデルというのは詩の形式で、ご覧いただければお分かりのように、13行(4+4+5)から構成されています。最初の節の前半2行と2番目の節の後半2行が同じフレーズで、更に一番最後に冒頭の1行を繰り返すというのがルールのようです。このロンデルの名手だと言われた15世紀の王族にして詩人のオルレアン公の詩3篇に、アーンよりもおよそ半世紀前に生まれたバンヴィルの詩を8篇、そして最後にカチュール・メンデスの詩をひとつと計12篇のロンデルからなるこの歌曲集、合唱曲が3曲あることもあって全曲まとめて演奏されることはまずないですが、非常に印象深い曲をいくつも含んだ面白い曲集です。

( 2011.10.23 藤井宏行 )


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