Prima verba Op.95 La chanson d'Eve |
最初の言葉 イヴの歌 |
Comme elle chante Dans ma voix L'âme longtemps murmurante Des fontaines et des bois! Air limpide du paradis, Avec tes grappes de rubis, Avec tes gerbes du lumière, Avec tes roses et tes fruits, Quelle merveille en nous à cette heure! Des paroles depuis des âges endormies, En des sons,en des fleurs Sur mes lèvres enfin prennent vie. Depuis que mon souffle a dit leur chanson, Depuis que ma voix les a créés, Quel silence heureux et profond Naît de leurs âmes allégées! |
何とすばらしくそれらは歌っているのでしょう 私の声の中で 長々とつぶやき続けてきた魂よ 泉や森たちの! 楽園の澄み切った大気よ ルビーのようなあなたのブドウの房と共に あなたの光の束と共に そしてあなたのバラや果物と共にある大気 何という奇跡でしょう 私たちの中に今ここにある! 幾時代も前から眠っていた言葉 音や花の中で眠っていた言葉たちが 私の唇の上でついに命を得たのです 私の吐息がそれらの歌を歌ってから 私の声がそれらを作り出してから 何という幸福にして深遠な沈黙が生まれたことでしょう 軽やかになったそれらの魂から! |
生まれたばかりのイブが言葉を発し、そしてそれができることに自ら感動している様子のようですね。音楽は前の曲よりもテンポを落としてしみじみと喜びをかみしめているかのようです。
( 2011.10.13 藤井宏行 )