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Weh,wie zornig ist das Mädchen!   Op.138-7  
  Spanische Liebeslieder
ああ なんて怒りようだ あの娘は  
     スペインの愛の歌

詩: ガイベル (Franz Emanuel August Geibel ,1815-1884) ドイツ
    Spanisches Liederbuch - 2. Weltliche Lieder(スペインの歌の本 2.世俗歌曲) 68 Weh,wie zornig ist das Mädchen!

曲: シューマン,ロベルト (Robert Alexander Schumann,1810-1856) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Weh,wie zornig ist das Mädchen!
Weh,wie zornig,weh,weh!

Im Gebirge geht das Mädchen
Ihrer Herde hinterher,
Ist so schön,wie die Blumen,
Ist so zornig,wie das Meer.

Weh,wie zornig ist das Mädchen!
Weh,wie zornig,weh,weh!

ああ なんて怒りようだ あの娘は
ああ なんて怒りようだ ああ ああ!

山の中を行くあの娘
羊の群れのあとを追って
とてもきれいなんだ 花みたいに
でもとても怒ってる 海みたいに

ああ なんて怒りようだ あの娘は
ああ なんて怒りようだ ああ ああ!


第6曲目は再びピアノ独奏の間奏曲、国民舞曲(Nationaltanz)というタイトルがついています。これを境に曲集は第2部に入ります。これに次ぐ第7曲は第1部、第2曲と対をなすのでしょうか。第2曲は女性の愛の嘆きですがこちらは男の嘆きです。もっとも第2曲の女性の深刻さに比べるとこちらは何とも呑気な感じで微笑ましいです。羊飼いの少年が怒らせてしまった羊飼いの娘のことを歌っているのでしょうが、手を付けられないからしばらく離れていようか、といったところでしょうか。第3曲と同じく原詩はジル・ヴィセンテ

( 2011.08.06 藤井宏行 )


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