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Warm die Lüfte   Op.2-4  
  Vier Gesänge
暖かいこのそよ風  
     4つの歌

詩: モンベルト (Alfred Mombert,1872-1942) ドイツ
      

曲: ベルク (Alban Maria Johannes Berg,1885-1935) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Warm die Lüfte,
es sprießt Gras auf sonnigen Wiesen.
Horch!
Horch,es flötet die Nachtigall...
Ich will singen:
Droben hoch im düstern Bergforst,
es schmilzt und glitzert kalter Schnee,
ein Mädchen im grauen Kleide
lehnt am feuchten Eichstamm,
krank sind ihre zarten Wangen,
die grauen Augen fiebern
durch Düsterriesenstämme.
“Er kommt noch nicht. Er läßt mich warten”...
Stirb!
Der Eine stirbt,daneben der Andere lebt:
Das macht die Welt so tiefschön.

暖かいこのそよ風
草は育っている この日当たりの良い野原で
聞いて!
聞いて ナイチンゲールが歌ってる
私も歌いましょう
あそこの暗い山の森では
融けてきらめく冷たい雪
ひとりの乙女が灰色の服を着て
湿っぽいカシの木の幹にもたれかかってる
病んでいるのは彼女の優しい頬
灰色の瞳は熱を帯びている
暗く巨大な木々の間で
「あの人はまだこない 私を待たせたままで」
死になさい!
一人が死ねば 別の誰かが生きる
そのことが世界をとても深く美しくしているのです


第4曲目もモンベルトの詩、前の2つの詩にもまして幻想的です。音楽も初めの静かな表情が段々激しくなっていき、最後は爆発して終わります。なかなか詩の最後の部分も鮮烈ですね。

( 2011.07.09 藤井宏行 )


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