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落葉林で    
  優しき歌
 
    

詩: 立原道造 (Tachihara Michizou,1914-1939) 日本
    優しき歌 II 2 落葉林で

曲: 柴田南雄 (Shibata Minao,1916-1996) 日本   歌詞言語: 日本語


あのやうに
あの雲が 赤く
光のなかで
死に絶えて行つた

私は 身を凭せてゐる
おまへは だまつて 脊を向けてゐる
ごらん かへりおくれた
鳥が一羽 低く飛んでゐる

私らに 一日が
はてしなく 長かつたやうに

雲に 鳥に
そして あの夕ぐれの花たちに

私らの 短いいのちが
どれだけ ねたましく おもへるだらうか



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   優しき歌 

( 2011.05.15 藤井宏行 )


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