Ihr Auge S.310 |
彼女の瞳 |
Nimm einen Strahl der Sonne, vom Abendstern das Licht, Die Feuerglut des Aetna, die aus der Lava bricht - Du hast,was mich erhellt und mich erwärmt und mich verklärt,- Und was mein innres Leben bis in den Tod verzehrt! |
太陽の光を捕まえろ 夕暮れの星たちの光を エトナの炎の輝きを それは溶岩から噴き出している お前がしてきたのは、私を照らし出すこと そして私を暖め 清めること そしてまた私の人生を 死ぬまでやつれはてさせること! |
歌詞の中には一言も「瞳(Auge)」という言葉が出てこないのが洒落ています。太陽、星そして真っ赤に焼ける火山の溶岩に恋人の瞳を譬えていますが、ちょっとぎらぎらしたイメージが強いでしょうか。ただ力強い愛の賛歌としてなかなかに魅力的です。ずっとレルシュターブの詩とされていましたが、実際は別の詩人の作のようです。
( 2011.05.06 藤井宏行 )