Was Liebe sei S.288 |
愛って何 |
Dichter! was Liebe sei,mir nicht verhehle! Liebe ist das Atemholen der Seele. Dichter! was ein Kuss sei,du mir verkünde! Je kürzer er ist,um so grösser die Sünde! |
詩人よ!愛って何、私に隠さないでよ! 愛とは魂の呼吸なのですよ 詩人よ!くちづけって何、私に教えてよ! 簡単に言えばそれは、罪よりも大きなものなのです! |
非常に短い曲ですが、お茶目で可愛らしく印象に残ります。ピアノのおどけた前奏に引き続き、せかせかした早口の問いかけと、それに対する詩人の落ち着いた、しかし陶酔しきったような答えの対比が面白い曲です。女性の手になる詩のようですのでそれっぽい感じで訳してみました。1844年の作曲ですが1879年に改訂されています。
( 2011.02.14 藤井宏行 )