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Skogen sover   Op.28-6  
  Sju dikter av Ernest Thiel
森は眠る  
     エルネスト・チールの7つの詩

詩: チール (Ernest Thiel,1859-1947) スウェーデン
      

曲: アルヴェーン (Hugo Emil Alfvén,1872-1960) スウェーデン   歌詞言語: スウェーデン語


Skogen sofver.
Strimman på fästet flämtar matt.
Dagen vakar i juninatt.
Tystnat har nyss henne muntra skratt,
redan hon sover.
Till henne sida jag stum mig satt,
Kärleken vakar över sin skatt,
Kärleken vakar i juninatt.

森は眠る
砦に差し込む光線がかすかにゆらめく。
6月の夜、昼は夜通し見ている。
たった今彼女の陽気な笑いは静まり、
彼女はもう寝ている。
私は彼女のそばに黙って座った、
愛がその女の宝を守っている。
6月の夜、愛は夜通し見ている。


スウェーデンの作曲家アルヴェーンの代表的な歌曲が「森は眠る」である。北欧の夏の、短く穏やかで、ほのかに明るい夜の情景が目に浮かぶ。詩の作者のことはほとんどわからないが、芸術のパトロンで、美術館なども創設したらしい。彼の詩に曲をつけた作品28歌曲集(7曲)はアルヴェーンの代表的歌曲集である。
 愛情あふれるメロディーとともに、薄明かりを表現しているピアノ伴奏が秀逸。比較的多くのCDに収録されているが、私はフォン・オッター(DG)の細やかな表現とアンデシュ・アンデルッション(BIS)の甘美な歌が気に入っている。理屈抜きに北欧の抒情を楽しめる曲だと思う。

( 1999.04.06 小林幸也 )


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