Ne ver’ mne drug Op.14-7 Dvenadtsat’ romansov |
信じないで欲しい、恋人よ 12のロマンス |
Ne ver’ mne drug,kogda v izbytke gorja Ja govorju,chto razljubil tebja! V otliva chas ne ver’ izmene morja, Ono k zemle vorotitsja,ljubja. Uzh ja toskuju,prezhnej strasti polnyj, Moju svobodu vnov’ tebe otdam. I uzh begut s obratnym shumom volny Izdaleka k ljubimym beregam. |
信じないで欲しい、恋人よ、悲しみのあまりに 私があなたを嫌いだと言ったことを! 潮が引くときに、海が裏切ったなどとは信じないで欲しい 潮はまた満ちてくるのだ、愛と共に 今私は悲しい、かつての情熱に満たされて 私の自由をもう一度あなたに差し出そう 今確かにざわめく波が戻ってくるのだ 遠くから愛する岸辺に向かって |
チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフも曲をつけているアレクセイ・トルストイの人気の詩。ラフマニノフのものは熱いメッセージ性を重視したけっこう激しい歌になりました。作曲者ごとの解釈が大きく異なる詩なので、聴き比べてみるのも興味深いです。
( 2010.01.23 藤井宏行 )