Tebja tak ljubjat vse Op.14-6 Dvenadtsat’ romansov |
お前は皆からとても愛される 12のロマンス |
Tebja tak ljubjat vse; odin tvoj tikhij vid Vsekh delaet dobrej i s zhizniju mirit, No ty grustna,v tebe est’ skrytoe muchen’e, V dushe tvoej zvuchit kakoj-to prigovor; Zachem tvoj laskovyj vsegda tak robok vzor, I ochi grustnyja tak moljat o proshchen’i, Kak budto solntsa svet,i veshnie tsvety, I ten’ v poldnevnyj znoj,i shopot po dubravam, I dazhe vozdukh tot,kotorym dyshish’ ty, Vse kazhetsja tebe stjazhaniem nepravym? |
お前は皆からとても愛される; お前のもの静かな姿が 皆を幸せにし、仲良く暮らさせるのだ だがお前はとても悲しそうだ ひそやかな苦悩を抱いているのだろう お前の魂の中にはある宣告が響いているのか どうしてお前の優しい眼差しはいつもそんなにおどおどしているのか 悲しげな目は赦しを求めているのか まるで太陽の輝きや 春の花たちや 真昼の暑さを避ける木陰も カシの木のささやきも そしてお前の吸っているその空気までも まるでお前は不当に勝ち得たかのように? |
作品14の中では地味な作品です。詩の複雑さに音楽が対応しきれていないような印象がありますが、ラフマニノフの色々な試みのひとつとして通して聴いてみるのも悪くはないでしょうか。
( 2010.01.23 藤井宏行 )