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Angiolin dal biondo crin   S.269  
 
金色の髪の天使  
    

詩: ボチェルラ (Marchese Césare Boccella,-) イタリア
      

曲: リスト (Franz Liszt,1811-1886) ハンガリー   歌詞言語: イタリア語


Angiolin dal biondo crin,
Che due verni ai visti appena,
Sia tua vita ognor seren,
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

Che del sol t’indori un raggio,
Che benign’aura del Cielo
Ti carrezzi in sullo stel,
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

Quando dormi il tuo respiro
È qual soffio dell’amor
Che ignorar poss’il dolore,
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

Che felice ognor ti bei
Di tua madre al dolce riso,
Tu l’annunzi il paradiso,
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

Tu da lei crescendo impara
Quant’han bell’arte e natura,
Non impara la sventura,
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

E s’avvien che il nome mio
Nell’udir ti rest’in mente
Deh! il ridici a lei sovente.
Angiolin dal biondo crin,
Bella imagine d’un fior.

金色の髪をした小さな天使よ
まだ冬を二回しか見ていないほど幼い子
お前の人生がいつでも清らかなものであるように
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ

太陽がお前をその輝きで金色に染め
天よりの優しいオーラが
お前をその通り道で撫でてゆくように
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ

お前が眠るとき お前の吐息は
愛の吐息に等しく
苦しみをすっかり忘れるほどだ
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ

お前の幸せな喜びは
お前の母さんのやさしい笑顔にある
お前も母さんに天国をもたらす
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ

お前は彼女から学んで育つのだろう
芸術や自然がいかに素晴らしいかを
決して不幸を学ぶことはないように
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ

そしてもしお前が私の名をたまたま耳にして
それがお前の心の中に残ったならば
ああ!それを母さんに何度も言っておくれ
金色の髪をした小さな天使よ
一輪の花の美しき姿よ


リストの最初の歌曲はなんと詩がイタリア語です。彼の友人の作詞だそうですが、ここで歌われている少女はリストの娘、当時同棲していたマリー・ダグー(Marie d’Agoult)との間にできた長女Blandine(1835-1862)なのだそうです。ちなみに次女はワーグナーの妻となったことで有名なコジマです。歌詞にもあるようにちょうどこの子が3歳の時の1838年の作曲ですがのちに一度改作(1856)されています。舟歌のようなゆったりとしたリズムの美しい子守歌。男女ともによく歌われています。

( 2011.01.22 藤井宏行 )


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