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ここらあたりか    
  日本の笛
 
    

詩: 北原白秋 (Kitahara Hakusyuu,1885-1942) 日本
    日本の笛 (1922)  ここらあたりか

曲: 平井康三郎 (Hirai Kozaburo,1910-2002) 日本   歌詞言語: 日本語


ここらあたりか
御機嫌さんか
軒(のき)に糖黍(とうきび)
青辛子(あおがらし)

ここらあたりか
御機嫌さんか
背戸(せど)に柿の実
鵯(ひよ)のこえ



箱根・足柄あたりの農家が舞台でしょうか。軒先に糖黍や青辛子が吊るされ、裏口には柿の実がなっています。そんな家を一軒一軒訪ね歩きながら、目当ての家を探している、といったところでしょうか。
ほんのりと寂しげなメロディが印象的。季節は秋口だと思います。

( 2010.09.26 藤井宏行 )


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