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気まぐれ    
  AIYANの歌
 
    

詩: 北原白秋 (Kitahara Hakusyuu,1885-1942) 日本
    思ひ出 (1911)  気まぐれ

曲: 山田耕筰 (Yamada Kousaku,1886-1965) 日本   歌詞言語: 日本語


逢ひに來たちの
日の照り雨のふるなかを、
Odan mo iya,Tinco Sa!

しやりむり別れたそのあとで、
未練な牡丹がまたひらく。
Odan mo iya,Tinco Sa!



この詩はとうとう一文がローマ字表記になっています。以下に詩の註を転記しますと

・「ちの」は雅語の「とや」なり。「来たの」「来たんですって」、柳河語
・Odanはわたしなり、Tinco saは感嘆詞なり、全体の意味はあら厭だよ、まあ、同上

せっかく逢いにきたというのに、照る日も雨の日も、もう嫌になってしまったよ
むりやり別れたそのあとで、未練な牡丹がまたひらく、ああ厭だ

何とも粋な恋の歌です。耕筰の付けたメロディも新内か端歌を西洋風にアレンジしたような不思議なミスマッチ感がなんともいい味わいを醸し出しています。

( 2010.11.07 藤井宏行 )


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