Nur ein lächelnder Blick Op.27-5 Lieder und Gesänge I |
ただ一度の微笑む眼差しが 歌曲と歌 第1集 |
Nur ein lächelnder Blick Von deinem strahlenden Auge, Und vom freudigen Licht Fühl’ ich mich innerst erhellt. So erheitert am neblichten Tag Ein freundlicher Strahl uns, Wenn den düsteren Flor Plötzlich die Sonne durchbricht. Nur ein liebliches Wort Aus deinem rosigen Munde, Und mein ganzes Sein Fühl’ ich belebend erquickt. So durchduftet wie stark Ein Tröpfchen Öl,von der Rose Würz’ger Blume gepreßt, Locken und Brust und Gewand. |
ただ一度の微笑む眼差しが お前の輝く瞳から発せられれば そしてその喜びの光で 私の中が明るく照らされると感じられるならば それはちょうど霧の日に 優しい光が私たちを励ますようなものだ 暗い野原に 突如太陽が顔を出したときに ただ一言の愛の言葉が お前のバラ色のくちびるより発せられ そして私の全身が 元気づけられたと感じられるならば それはちょうどとても強く香らせるのと同じだ 一滴の香油、バラの 花びらより搾られた香油が 髪を 胸元を そしてドレスを香らせるのと |
この曲の作曲は1840年の11月ということで、歌の年の主要作品を皆書いたあとでした。これもストレートな恋の歌ということで、クララとの結婚の余韻に浸って書かれたかのような幸せ溢れる歌です。
( 2010.10.16 藤井宏行 )