仏草花 日本の笛 |
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おまえ 仏草花の 紅い花盛り 気儘さしゃんせ 今花盛り 紅い仏草花の まだ あの背戸に なにか忘れた 気がしてる 紅い仏草花の 咲く窓越えて 来いと誰か云うた 月に云うた 月にみつけた 仏草花の垣に 誰か忘れた 独木舟(カヌー)の櫂 |
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仏草花(ぶっそうげ)というとピンときませんが、ハイビスカスという別名を言えば、南国の真っ赤な情熱の花とどなたも答えられることでしょう。
小笠原では年中咲いているそうですが、地元の人にはやはり春の花という感じが強いようです。
真っ赤な花の咲く月夜の情景もまた美しく、さすが南の島の恋の歌と言ったところ。曲想も前の「びいでびいで」に良く似ています。爽やかに、端正に歌われるその歌はしかし、けっこう音が高いので歌うのは難しいのでしょうか。「びいでびいで」ほどは頻繁には歌われないようです。
( 2010.08.29 藤井宏行 )