Ich hab' ein glühend Messer Lieder eines fahrenden Gesellen |
ぼくは赤く焼けたナイフを持っている さすらう若人の歌 |
Ich hab' ein glühend Messer, Ein Messer in meiner Brust, O weh! O weh! Das schneid't so tief In jede Freud' und jede Lust, So tief! So tief! Es schneid't so weh und tief! Ach,was ist das für ein böser Gast! Ach,was ist das für ein böser Gast! Nimmer hält er Ruh', Nimmer hält er Rast! Nicht bei Tag,nicht bei Nacht, Wenn ich schlief! O weh! O weh! O weh! Wenn ich in den Himmel seh, Seh' ich zwei blaue Augen steh'n! O weh! O weh! Wenn ich im gelben Felde geh', Seh' ich von Fern das blonde Haar Im Winde weh'n! O weh! O weh! Wenn ich aus dem Traum auffahr' Und höre klingen ihr silbern Lachen, O weh! O weh! Ich wollt' ich läg auf der schwarzen Bahr', Könnt' nimmer,nimmer die Augen aufmachen! |
ぼくは赤く焼けたナイフを持っている 一本のナイフをこの胸の中に おお痛い!おお痛い!そいつがとても深く突き刺さってる すべての嬉しいことや愉快なことの中に とても深く! とても深く! そいつは刺さってる とても痛く そして深く! ああ、なんていやな客なんだ! ああ、なんていやな客なんだ! やつは決して憩うことはないし、 決して休むことはない! 昼でも、そして夜に ぼくが眠る時でも! おお痛い!おお痛い!おお痛い! ぼくが空を見るときには 二つの青い瞳を見る おお痛い!おお痛い! ぼくが黄色の野原を歩くときには 遠くにブロンドの髪が見える、 風になびいてる おお痛い!おお痛い! ぼくが夢から覚めて 彼女の銀の笑い声が響くのが聞こえるときには おお痛い!おお痛い! ぼくは願うんだ、黒い棺に横たわって、 もう二度と目が開けられなくなることを! |
第3曲は一転して激しい怒りと苦しみの音楽。分厚い管弦楽の伴奏が効果的に響きます。歌詞も激しくこの苦しみから逃れようともがいていますが最後まで救いは訪れず。せめて安らかな死が訪れることを望んで曲は閉じられます。
(2010.05.29)
コンサートで配布される対訳にお使い頂くことになりましたので、歌詞を歌われる通りに直し、それに合わせて訳詞の見直しも行いました。
改めて見ると「O Weh(ああ痛い)」がものすごい数繰り返されていますね。この繰り返しがとても印象的でしたので、もっと鮮烈に「ぐわっ痛てえ」なんてした方が良かったかなあとも聴いていて思いました。
( 2011.05.03 藤井宏行 )