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Pierścień   Op.74-14  
  17 Chant Polonais
指輪  
     17のポーランドの歌

詩: ヴィトヴィツキ (Stefan Witwicki,1801-1847) ポーランド
      Pierścień

曲: ショパン (Fryderyk Franciszek Chopin,1810-1849) ポーランド   歌詞言語: ポーランド語


Smutno niańki ci śpiewały,
A ja już kochałem,
A na lewy palecmały
Srebrny pierścień dałem.

Pobrali dziewczęta drudzy,
Ja wiernie kochałem,
Przyszedł młody chłopiec cudzy,
Choć ja pierścień dałem.

Muzykantów zaproszono,
Na godach śpiewałem!
Innego zostałaś żoną,
Ja zawsze kochałem.

Dziś dziewczęta mnie wyśmiały,
Gorzko zapłakałem:
Próżnom wierny był i stały,
Próżno pierścień dałem.

悲しげに乳母がお前に歌を歌っていたときから
私はもう恋していた
そしてその左の小指に
私は銀の指輪をはめたのだ

他の連中は娘たちと結婚したが
私はひたすら愛し続けてた
そこへやってきたのはひとりの見知らぬ若者
私はもう指輪を与えていたというのに

楽士たちが招かれた
祝宴で私は歌った
お前は別の男と結婚するけれど
私はずっと愛していたんだと

今日 娘たちは馬鹿にして笑い
私は苦い涙を流す
あのひと空しく愛し続けたんだってさ
無駄に指輪をあげたんだってさ と言われ


古くは源氏物語の光源氏を思い起こしてしまいますが、愛があれば歳の差なんて、とは行かないところが世間のままならぬところ。最近は児童ポルノの問題(ちょっと違うか?)などもあってこういうことはますます難しくなっているのでしょうか。この詞につけたショパンの音楽もまるで自嘲しているかのようにユーモラスでありながら哀しい響きです。ショパンがこの詞にメロディをつけようと思ったのは自らの失恋体験にあるという説もあるようです。しかし婚礼の宴でこんなこと歌っちゃまずいですよ。

( 2010.05.20 藤井宏行 )


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