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Hans und Grete    
  Lieder und Gesänge aus der Jugendzeit
ハンスとグレーテ  
     若き日の歌 第一集

詩: マーラー,グスタフ (Gustav Mahler,1860-1911) オーストリア
      Maitanz im Grünen

曲: マーラー,グスタフ (Gustav Mahler,1860-1911) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Ringel,ringel Reih'n!
Wer fröhlich ist,
Der schlinge sich ein!
Wer sorgen hat,
Der lass' sie daheim!

Wer ein liebes Liebchen küßt,
Wie glücklich der ist!
Ei,Hänsel,du hast ja kein's!
So suche dir ein's!
Ein schönes Liebchen,
Das ist was Fein's. Juchhe!

Ringel,ringel Reih'n!
Ei,Gretel,was stehst denn so allein?
Guckst doch hinüber zum Hänselein!?

Und ist doch der Mai so grün?
Und die Lüftelein zieh'n!
Ei,seht doch den dummen Hans!
Wie er rennet zum Tanz!
Er suchte eine Liebchen,Juchhe!
Er fand's! Juchhe!

Ringel,ringel Reih'n!

輪になって、輪になって並んで!
幸せな人は
輪の中に入ってね!
悩みごとのある人は
おうちに帰ってちょうだいね!

すてきな恋人にキスする人は
何て運のいい人なのかしら!
ねえ、ハンスちゃん、あんたにはいないのね
それなら探してみることね!
すてきな恋人を、
それってとってもいいわよ ユッヘ!

輪になって、輪になって並んで!
なあ、グレーテル、何でひとりで立ってるのさ?
遠くからハンスを眺めてるだけかい

でも五月はとっても緑だろ?
そしてそよ風が吹いてるよ!
なあ、あのお馬鹿なハンスをご覧よ!
あいつは走ってダンスに来てる!
恋人を探してるのさ、ユッヘ!
やつは見つけたぞ!ユッヘ!

輪になって、輪になって並んで!


「ユッヘ」というのは日本語でいう「ヤッホー」の語源でしょうか。調べていないので聞いた感じがそんな風に思えたということだけ言及しておきましょう。ゆったりとしたオーストリアの民族舞踊レントラーのリズムに乗せて、のどかな音楽が繰り返されていきます。あまり後のマーラー色の強くないこの歌曲集の中で、この曲だけは「少年の不思議な角笛」歌曲を思わせるようなコテコテのマーラー色がとても強く感じられます。この曲がのちに交響曲第一番の第二楽章のレントラー楽章のベースとなったという解説もいくつかあり、聴いてみると実際そんな感じの爽やかな曲です。詞は作曲者自身ですが、恐らく何か民謡を下敷にしているのでしょう。

( 2010.05.09 藤井宏行 )


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