V temnoj roshche zamolk solovej Op.4-3 Chetyre romansa |
暗い森の中 ナイチンゲールは黙っている 4つのロマンス |
V temnoj roshche zamolk solovej, prokatilas’ po nebu zvezda; mesjats smotrit skvoz’ chashchu vetvej, zazhigaet rosu na trave. Dremljut rozy. Prokhlada plyvet. Kto-to svistnul... Vot zamer i svist Ukho slyshit,edva,upadet Nasekomym podtochennyj list. Kak pri mesjatse krotok i tikh u tebja milyj ocherk litsa! Etu noch’,polnyj grez zolotykh ja b prodlil bez kontsa,bez kontsa! |
暗い森の中 ナイチンゲールは黙っている 空の星を追い立てて 月が茂みの枝越しに見下ろしている 夜露が芝生の上できらめく まどろむバラ 冷気が漂う 誰かが口笛を吹いた...それは止み そしてまた鳴る 耳には聞こえる、かすかに、落ちてくる音が 虫たちが とがった葉の上に 穏やかで静かな月のように お前の愛らしい姿が映し出される この夜、輝かしい夢であふれる中に 私はこのままでいたい 永遠に、永遠に! |
「黙っている」とありますが、冒頭のピアノはナイチンゲールの歌声を模しているかのよう。全体の情景描写は詩も音楽もとても見事です。恐らく晩春〜初夏にかけての森でのデートのワンシーンだと思うのですが、静かに幸せを味わっているような、小さな満足感がなんとも愛らしい作品です。
( 2010.03.26 藤井宏行 )