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Diane,Sélé   Op.118  
  L'horizon chimérique
ディアーヌよ、セレネよ  
     幻想の水平線

詩: ミルモン (Jean de la Ville de Mirmont,1886-1914) フランス
    L'horizon chimérique (1920) 11 Diane,Sélé

曲: フォーレ (Gabriel Fauré,1845-1924) フランス   歌詞言語: フランス語


Diane,Séléné,lune de beau métal,
Qui reflète vers nous,par ta face déserte,
Dans l'immortel ennui du calme sidéral,
Le regret d'un soleil dont nous pleurons la perte.

O lune,je t'en veux de ta limpidité
Injurieuse au trouble vain des pauvres âmes,
Et mon coeur,toujours las et toujours agité,
Aspire vers la paix de ta nocturne flamme.

ディアーヌよ、セレネよ、美しき金の月よ
おまえは私たちに照り返す、おまえの寒々とした面差しで
静かなきらめきの果てしない倦怠の中
私たちが失ったことを嘆いている太陽に向けての哀悼を

おお月よ、私はお前の明るさを恨む
この哀れな魂たちの空しいざわめきをあざ笑っているような明るさを
そして私の心は、いつも疲れいつも休むことなく
おまえの夜の炎の平和に憧れている


ディアーヌ(ダイアナ)もセレナも月の女神。ここでは澄み渡った夜の海を描き出しているようです。

( 2010.01.31 藤井宏行 )


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