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Wozu noch,Mädchen,soll es frommen   Op.19-1 TrV 152  
  Sechs Lieder aus “Lotosblätter”
いったい、少女よ、何の役に立つというのか  
     「最後の葉」からの6つの歌曲

詩: シャック (Adolf Friedrich von Schack,1815-1894) ドイツ
    Lotosblätter - 4. Verwehte Blätter 33 Wozu noch,Mädchen,soll es frommen

曲: シュトラウス,リヒャルト (Richard Strauss,1864-1949) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Wozu noch,Mädchen,soll es frommen,
daß du vor mir Verstellung übst?
Heiß froh das neue Glück willkommen,
und sag es offen,daß du liebst!

An deines Busens höherm Schwellen,
dem Wangenrot,das kommt und geht,
ward dein Geheimnis von den Quellen,
den Blumengeistern längst erspäht;

die Wogen murmeln's in den Grotten,
es flüstert's leis der Abendwind,
wo du vorbeigehst,hörst du's spotten:
Wir wissen es seit langem,Kind!

いったい、少女よ、何の役に立つというのか
お前がぼくの前で気のない素振りをすることが?
熱い喜びでこの新しい幸福を受け入れたらどうだい
そして素直に言うんだ、あなたを愛してます って!

お前の胸の激しい昂ぶりや
現れては消える頬の赤みから
それらを引き起こしているお前の秘密は
花の精たちにはとっくに気付かれているんだ

波が岩穴の中でつぶやいている
夕暮れのそよ風もやさしくささやいている
お前が通り過ぎるとき、お前には冷やかす声が聞こえるだろう
おれ達ずっと知ってたぜ、お嬢ちゃん てな


なかなか洒落た歌だと思いますが、女声で歌われることの多いシュトラウス歌曲集においてはさすがに歌われにくい内容だからでしょうか、ほとんど取り上げられることはない曲です。ヴォルフの歌曲を思わせる繊細なつくりの冒頭が、途中からシュトラウスらしい濃厚なメロディへと引き継がれ、それがまた再びヴォルフ風の音楽に変わりという具合に、めくるめく曲想の変化がとても面白い曲だと思います。

( 2008.10.01 藤井宏行 )


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