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Med en primulaveris   Op.26-4  
  5 Digter
プリマヴェーラと共に  
     5つの詩

詩: パウルセン (John Olaf Paulsen,1851-1924) ノルウェー
    Mol og Dur  Med en primulaveris

曲: グリーグ (Edvard Grieg,1843-1907) ノルウェー   歌詞言語: デンマーク語


Du Vårens milde,skjønne Barn,
tag Vårens første Blomme,
og kast den ej,fordi du ved,
at Somrens Roser komme.

Ak,vist er Somren lys og smuk
og rig er Livets Høst,
men Våren er den dejligste
med Elskovs Leg og Lyst.

Og du og jeg,min ranke Mø,
står jo i Vårens Rødme!
Så tag da min Blomst,
men giv igjen dit unge Hjertes Sødme.

きみよ、春のやさしい、美しい子よ
春の一番最初に咲く花を受けてくれ
そしてそれを捨てないで、たとえお前が知っていても
夏にはバラが来ることを

ああ、確かに夏は明るく美しい
そして人生の秋は豊かだろう
だけど春が一番素敵なのさ
愛し合うことの楽しさと喜びで

そしてきみとぼくとは、ぼくのスリムな乙女よ
赤く萌えた春の中に立っているのさ
だからぼくのこの花を受け取って
だけどそのかわりに きみの若い心のやさしさをおくれよ


これも作品26の中では第2曲とならんで良く取り上げられます。昔はグリーグの代表曲のように言われていたこともあったようですが今はそれほどでもないかも知れず、取り上げられる頻度も下がってきているような感じもします。春の物憂げな雰囲気がゆったりとしたメロディににじみ出て、最後の穏やかな盛り上がり共々忘れ難い印象を与えてくれます。

( 2009.11.03 藤井宏行 )


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