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Trommel-Ständchen   Op.123-2  
  Drei Gesänge
太鼓のセレナーデ  
     3つの歌

詩: ラメイ (August Lamey,1772-1861) ドイツ
      

曲: レーヴェ (Johann Carl Gottfried Loewe,1796-1869) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Ich bin der Trommelschläger laut,
dem zittern Tür und Fenster,
ich geh' zu meiner Trudel traut,
will scheuchen die Gespenster.

Wenn's auch unerlaubt Nachbars Ohren packt,
klopft ihr Herze nur mit im rechten Takt,
dann schlag' ich,bis der Schlägel müde knackt.

O schönste Hirtin,grollst du sehr,
gestört in süßem Schlafe?
Dein Philax knurrt so ruhig her,
kein Wolf beschleicht die Schafe!

Drück den Laden auf,wink mir gute Nacht,
leise rühr' ich dann,trete näher sacht,
und lausch',ob nicht im Hof ein Späher wacht.

ぼくはやかましい太鼓叩き
扉も窓もがたがた揺らす
ぼくは大事なあの娘のところへいって
幽霊どもを追い払ってしまうのさ

不躾なお隣さんが聞き耳立ていたとしても
あの娘のハートが正しく脈打っているのなら
ぼくは叩こう、太鼓のスティックがへし折れるまで

おおきれいな羊飼いの娘さん、きみはとっても怒ってるね
甘い夢を邪魔されたからかい?
きみの番犬はじっとうなってるけど
オオカミが羊に忍び寄るっていうわけじゃないよ!

戸を開けて、こんばんわって手を振ってくれよ
そしたらぼくはそうっと動いて、静かに近くへ歩いていくから
庭で見張り番が起きていないか耳そばだてながら


詩人のメールケ(メーリケではありません)については略歴などよく分かりませんでしたが、この素朴であまり上手とも言いかねる詩は民謡のような味わいです。音楽の方はにぎやかに楽しくとても聴き応えがありました。

Emily Ezustのページにこのような記載があり、詩人はメールケという人ではないようです。
sometimes misattributed to Moehrcke

( 2009.04.30 藤井宏行 )


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