Spleen Ludions |
憂鬱 潜水人形 |
Dans un vieux square où l'océan Du mauvais temps met son séant Sur un banc triste aux yeux de pluie C'est d'une blonde Rosse et gironde Que tu t'ennuie Dans ce cabaret du Néant Qu'est notre vie. |
とある古い公園では海が 悪い天気となって腰掛けるのだ 雨の瞳をした悲しいベンチの上に それはひとりのブロンド娘だ 意地悪で可愛い そいつがお前をうんざりさせるのさ 虚無のキャバレーの中 これが俺たちの人生なんだ |
厳かなコラール風の前奏に引き続いて、澄み切った優しい歌が流れ出ます。「憂鬱」とタイトルにあり、詩もご覧の通りなのですが、あまり深く悩んでいるという感じはせずになんと言うかあきらめきったような音楽です。最後も静かにささやくように終止形を取ることなく終わってしまいます。
( 2009.08.17 藤井宏行 )