Dolly Day |
ドリー・デイ |
I've told you 'bout de banjo, De fiddle and de bow, Likewise about de cottonfield, De shubble and de hoe; I've sung about de bulgine Dat blew de folks away, And now I'll sing a little song About my Dolly Day. (chorus) Oh! Dolly Day looks so gay, I run all round and round, To hear her fairy footsteps play, As she comes oer de ground. I like to see de clover Dat grows about de lane, I like to see de 'bacco plant, I like de sugar cane; But on de old plantation Der's nothing half so gay, Der's nothing dat I love so much As my sweet Dolly Day. (chorus) Oh! Dolly Day looks so gay, I run all round and round, To hear her fairy footsteps play, As she comes oer de ground. When de work is over I make de banjo play, And while I strike de dulcem notes, I think of Dolly Day. Her form is like a spy De lily of de vale Her voice is far de sweetest sound Dat floats upon de gale (chorus) Oh! Dolly Day looks so gay, I run all round and round, To hear her fairy footsteps play, As she comes oer de ground. Massa give me money To buy a peck of corn I'se guine to marry Dolly Day And build myself a barn; Dem when I'm old and feeble, And when my head is grey, Ill trabble down de hill of life Along wid Dolly Day. (chorus) Oh! Dolly Day looks so gay, I run all round and round, To hear her fairy footsteps play, As she comes oer de ground. |
俺はお前にバンジョーのことを話してきたよな フィドルや弓のことも おんなじように綿花の畑のこと シャベルや鍬のことを 俺は歌ってきた 機関車のこと みんなを追い散らして走るやつだ さて今から俺はちょっとした歌を歌おう 俺のドリー・デイの歌を (合唱) おお!ドリー・デイはとっても陽気 俺はまわりを まわりを駆け回るのさ 彼女の妖精のような足音を聞くために 彼女がやってきたときにゃ 俺はクローバーを見るのが好きだ 小道の周りに生えてるやつが 俺はタバコ畑を見るのが好きだ サトウキビの茎も好きだ だけどこの古いプランテーションで その半分も陽気なものはないし これほどまでに俺が愛するものもない 俺の愛しのドリー・デイほどには (合唱) おお!ドリー・デイはとっても陽気 俺はまわりを まわりを駆け回るのさ 彼女の妖精のような足音を聞くために 彼女がやってきたときにゃ 仕事が終わったら 俺はバンジョーを弾く そして俺が優しい曲を弾いてるときには 俺はドリー・デイのことを考える 彼女の姿は花束のようだ 谷間のユリのような 彼女の声はとってもすてきな響き 強い風に乗って漂ってゆく (合唱) おお!ドリー・デイはとっても陽気 俺はまわりを まわりを駆け回るのさ 彼女の妖精のような足音を聞くために 彼女がやってきたときにゃ ご主人さまが俺に金をくれたら たくさんのコーンを買うようにと 俺はドリー・デイと結婚しよう そして自分で小屋を建てよう それから俺が歳取ってよぼよぼになり 頭も真っ白になったときには 俺は人生の丘を旅して下るんだ ドリー・デイと一緒に (合唱) おお!ドリー・デイはとっても陽気 俺はまわりを まわりを駆け回るのさ 彼女の妖精のような足音を聞くために 彼女がやってきたときにゃ |
これもフォスター初期のミンストレルショーのための作品。ちょっとナンセンスさを漂わせる恋の歌です。「歳を取っても一緒に生きよう」など、けっこう深みもある内容もありますが、全体の雰囲気はやはり黒人を蔑んでいるようなニュアンスを感じる人は感じるからでしょうか。今ではほとんど取り上げられることもないようです。メロディの魅力は決してこの時期のミンストレルソングで生き残っている「ドルシー・ジョーンズ」や「ネリー・ブライ」に引けを取ってはいないのですけれど。この「ネリー・ブライ」と同じ1850年の作品です。
( 2009.08.01 藤井宏行 )