Das Kinderspiel K.598 |
子供の遊び |
Wir Kinder,wir schmecken Der Freuden recht viel! Wir schäkern und necken (Versteht sich,im Spiel!) Wir lärmen und singen Und rennen uns um Und hüpfen und springen Im Grase herum! Warum nicht? - Zum Murren Ist's Zeit noch genug! Wer wollte wohl knurren, Der wär' ja nicht klug. Wie lustig steh'n dorten Die Saat und das Gras! Beschreiben mit Worten Kann keiner wohl das. Ha,Brüderchen,rennet Ha,wälzt euch im Gras! Noch ist's uns vergönnet, Noch kleidet uns das. Ach! werden wir älter, So schickt sich's nicht mehr; Dann treten wir kälter Und steifer einher. Ei,seht doch,ihr Brüder, Den Schmetterling da! Wer wirft ihn uns nieder? Doch schonet ihn ja! Dort flattert noch einer, Der ist wohl sein Freund; O schlag' ihn ja keiner, Weil jener sonst weint! Wird dort nicht gesungen? - Wie herrlich das klingt! Vortrefflich,ihr Jungen! Die Nachtigall singt. Dort sitzt sie! Seht oben Im Apfelbaum dort; Wir wollen sie loben, So fährt sie wohl fort. Komm,Liebchen,hernieder Und lass' dich beseh'n! Wer lehrt dich die Lieder? Du machst es recht schön! O laß dich nicht stören, Du Vögelchen du! Wir alle,wir hören Sehr gerne dir zu. Wo ist sie geblieben? Wir seh'n sie nicht mehr! Da flattert sie drüben! Komm wieder,komm her! Vergeblich! die Freude Ist diesmal vorbei! Ihr tat wer zuleide, Sei,was es auch sei. Laßt Kränzchen uns winden, Viel Blumen sind hier! Wer Veilchen wird finden, Empfänget dafür Von Mutter zur Gabe Ein Mäulchen,wohl zwei: Juchheißa! Ich habe, Ich hab' eins,Juchhei! Ach,geht sie schon unter, Die Sonne,so früh? Wir sind ja noch munter; Ach,Sonne,verzieh! Nun morgen,ihr Brüder! Schlaft wohl! gute Nacht! Ja,morgen wird wieder Gespielt und gelacht! |
ぼくたち子供は好きなんだ 楽しいことがとっても! ぼくたちはじゃれあったりからかったりするし (もちろん、遊びでだよ!) ぼくたちは騒いだり歌ったり、 駆け回ったり、 飛んだり跳ねたりするんだ、 草むらでね! なぜしないのかって? ぶつくさいうことを そりゃ時間がたっぷりあるからさ! 文句をいう子は お利口じゃないと思うよ なんて楽しそうにあそこに生えてるんだろう 芽とか草なんかが それを言葉で言い表そうったって たぶん誰もうまくいかないのさ おい、兄弟たちよ、走ろうよ おい、草の中を転がるんだ! まだぼくらはそうしても構わないんだし まだぼくらにはそれがお似合いさ。 ああ!もっと大きくなったら そういうことが似合わなくなっちゃうし そしたらきっと冷静に歩くんだよな ぎこちなくゆったりと ほら、見ろよ、みんな あそこに蝶々がいるぞ! 誰かあいつを叩き落とすかい? いや 大事にしてやろうよ! あそこにもう一匹飛んでるだろ そいつはきっと友達の蝶なんだ おお 誰もあいつを叩いたりしないでよ あの友達が泣いちゃうからさ あそこで何か歌っていないかい? なんて素敵に響くのだろう! 素晴らしいよね、若者たちよ! ナイチンゲールが歌っているんだ あそこにとまってる!上をご覧よ あのリンゴの木のところさ ぼくらがあいつを誉めてやろうよ そしたらあいつはもっと続けてくれるんだから おいでよ、可愛い子、下の方にさ そして君のこと見せておくれよ! 誰が君にそんな歌たちを教えたのさ? 君は本当にきれいな声を出すんだね! ああ、君に迷惑をかけるつもりはないんだ 君 ちっちゃな鳥くんに! ぼくたちみんな、聴くのさ とても楽しく君の声を どこにあいつは行ったんだろう? 見えなくなってしまったぞ! いや あそこで羽ばたいてるよ! おいでよもう一度、こっちへおいで! 残念! 楽しかったのに 今度はだめだったか! あいつはいじめられてたのかなあ 花輪を編もうよ ここにいっぱいお花がある! スミレを見つけた人は 賞品に貰えるんだ お母さんがくれるのさ キスを一回、いや二回かもよ やったぞ!摘んだぞ 一本摘んだぞ、やったぞ! ああ、もう沈んじゃうのか 太陽よ、こんなに早く? ぼくたちはまだ元気だっていうのに ああ、太陽よ、まだ居てよ! それじゃ明日ね、兄弟たちよ! ぐっすり眠れよ!おやすみなさい! そうさ、明日はまた 遊んだり笑ったりしようよ! |
モーツアルト最後の歌曲、とは言いましてもケッヘル番号でこのひとつ前の「春」や二つ前の「春へのあこがれ」と同じ1791年1月14日の作曲だそうですので、たまたま番号付けで最後になっているだけで、この3曲が同列で最後の曲と言っても良いでしょう。1月の寒い時期の作曲ではありますが、3曲ともが来たる春への希望を託している美しい作品になっているのが興味深いところです。もっとも楽譜商から子供のための春の歌を出版するから書いてくれという依頼があったので書かれた、というのがこれらが生まれた直接のきっかけではあるようですけれども...
この歌は有名な「春へのあこがれ」と同じオバーベックの詩で、子供たちの語りを歌にしているという点でも共通していますが、少々子供の語りというにしては詩は不自然な感じがします。ここまで遊んでいる時に冷静に自分のことを省みられるのかいな?と。ただ音楽は「春へのあこがれ」同様に澄み切った翳りのないもので、純真な子どもたちの遊びの情景を美しく描き出しています。
( 2008.08.26 藤井宏行 )