Fontan Op.26-11 Pjatnadtsat’ romansov |
噴水 15のロマンス |
Smotri,kak oblakom zhivym Fontan sijajushchij klubitsja, Kak plameneet,kak drobitsja Ego na solntse vlazhnyj dym. Luchom podnjavshis’ k nebu,on Kosnulsja vysoty zavetnoj - I snova pyl’ju ognetsvetnoj Nispast’ na zemlju osuzhden... |
ご覧よ まるで生きている雲みたいに 噴水は水を噴き上げる 炎と燃え上がり、砕け散る それは太陽のもと 水煙となる 光は空に向かって昇りゆく 憧れの高みに触れようとして だが再び花と散り 大地へと落ちてゆく定めなのだ |
チュチェフの抒情味あふれる詩にラフマニノフが見事なメロディをつけました。こんな情景描写はラフマニノフお得意のところ、実に味わい深い曲が出来上がりました。残念ながらあまり取り上げられることは多くないようですが、これも彼の傑作のひとつだと私は思います。
( 2008.10.12 藤井宏行 )