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Těžko sa mi oře    
  Zápisník Zmizelého
畑を耕すのもつらい  
     消えた男の日記

詩: カルダ (Ozef Kalda,1871-1921) チェコ
      

曲: ヤナーチェク (Leoš Janáček,1854-1928) チェコ   歌詞言語: チェコ語


Těžko sa mi oře,
vyspal sem sa malo,
a gdyž sem odespal:
o ní sa mi zdálo !

畑を耕すのもつらい
全然眠れなかったからな
眠れたかと思ったら
あいつが夢の中に!


前の曲から切れ目なく続く非常に短い歌です。そして前の曲で安らいだのもつかの間、また苦悩のどん底に落ちていってしまいます。そこへ繋ぐ伴奏の厚みのある盛り上がりはヤナーチェクの音楽の魅力全開。朝焼けが広がっていき爽やかな空気が満ち溢れて行ったかと思ったとたんにそれと同じ音形で暗い響きが叩きつけられるところなど何度聴いても聴き惚れてしまいます。
ヤナーチェクの自然描写の素晴らしさはオペラ「利口な女狐の物語」などでよく語られているところですが、本当に凄いと思います。

( 2008.10.10 藤井宏行 )


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