Ne penitsja more,ne pleshchet volna Op.46-2 U morja |
泡立つこともない海、寄せることもない波 海辺で |
Ne penitsja more,ne pleshchet volna, derev’ja listami ne dvinut; na gladi prozrachnoj tsarit tishina, kak v zerkale,mir oprokinut. Sizhu ja na kamne; visjat oblaka, nedvizhnye v sinem prostore; dusha bezmjatezhna,dusha gluboka, srodni ej spokojnoe more. |
泡立つこともない海、寄せることもない波 木の葉も動くことなく 澄んだ水面を静けさが支配している 鏡のように、世界がそこに映っている 私は岩の上に座っている;雲は掛かっている 動くこともなく この青い広がりの上に 平静な心、深い心 それはまるでこの静かな海のようだ |
第1曲目のダイナミックな動きに対して、この曲はひたすら静かな海の描写です。歌曲集の中でも指折りの美しいメロディでしょうか。雄大な光景を描写しているにしてはこの音楽は美しすぎるかも知れませんが、一度聴いたら印象に残ります。詩の言葉もなかなかに優れて魅力的なのですがはたしてうまく日本語で表現できていますかどうか...
( 2008.09.23 藤井宏行 )