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Morskaja Tsarevna    
 
海の皇女  
    

詩: ボロディン (Aleksandr Porfir'yevich Borodin,1833-1887) ロシア
      Морская Царевна

曲: ボロディン (Alexander Borodin,1833-1887) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Pridi ko mne nochnoj poroj,
o putnik molodoj!
Zdes’ pod vodoj
i prokhlada,i pokoj.

Ty zdes’ otdokhnesh’,
ty sladko zasnesh’,
kachajas’,na zybkikh vodakh,
gde,negi polna,
lish’ dremlet volna
v pustynnykh beregakh.

Po zybi morskoj
sama za toboj
tsarevna morskaja plyvet!
Ona manit,ona poet,
k sebe tebja zovet...

あたしのもとへおいで この夜に
おお 若い旅人よ!
この水の底は
涼しくて静かよ

あなたはここで休めるの
素敵な眠りにつけるのよ
揺れ動く水に揺られてね
ここには最高の幸せがある
眠たげな波が打ち寄せる
この人気のない砂浜に

海のさざ波の上を
あなたを追いかけていくわ
海の女王が泳ぎながら!
差し招き、歌い
そしてあなたを呼んでいるの


海に誘う子守唄の美しい伴奏に乗せて、これもまた優しげな歌が歌われます。もっともこれは難破へ、死へと誘うシレーヌの歌でしょうか。1868年に書かれた歌曲3部作の中では一番この年の彼のシチュエーションに近いかも。自作の歌詞だというのもまた出来過ぎのお話です。
(どんなシチュエーションであったかは「私の歌たちは毒でいっぱいだ」の項をご覧ください、ある意味羨ましすぎる状況でもあるのですが、実際にそうなったら耐えられないでしょうなあ...)

( 2008.08.01 藤井宏行 )


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