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V krovi gorit ogon’ zhelan’ja    
 
血の中で炎と燃える欲望  
    

詩: プーシキン (Aleksandr Sergeyevich Pushkin,1799-1837) ロシア
      В крови горит огонь желанья (1825)

曲: グリンカ (Michael Glinka,1804-1857) ロシア   歌詞言語: ロシア語


V krovi gorit ogon’ zhelan’ja,
Dusha toboj ujazvlena;
Lobzaj menja,tvoi ljubzan’ja
Mne slashche mirra i vina.

Sklonis’ ko mne glavoju nezhnoj
I da pochiju bezmjatezhnyj,
Poka dokhnet veselyj den’
I dvignetsja nochnaja ten’.

血の中で炎と燃える欲望
魂はお前に捕らえられている
我にくちづけを、お前のくちづけは
我にはミルラやワインよりも甘いのだ

我に向けて その可愛い頭を寄せよ
そこで安らかな眠りにつこう
楽しき昼が終わってから
そして夜の影が薄れてくるまでの間



チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の「花のワルツ」を思わせるような優雅な3拍子のメロディで歌われるので、私は昔から愛聴してきた曲だったのですが、今回訳して見るまで全く気が付かなかったのは、この詩はすでにグラズノフ作曲の「オリエンタルロマンス」で紹介していたのと同じものだったということでした。タイトルが違い、曲想が全く違うとロシア語の歌詞など全く聞き取れない身にはこんなことが全然分からないのが何とも悲しいとことですが、こうして気が付けたのは幸いです。

( 2008.08.01 藤井宏行 )


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