La maja dolorosa No. 1 Tonadillas |
嘆きにくれるマハ No.1 トナディーリャス |
¡Oh muerte cruel! ¿Por qué tú,a traición, mi majo arrebataste a mi pasión? ¡No quiero vivir sin él, porque es morir,porque es morir así vivir! No es posible ya sentir más dolor: en lágrimas desecha ya mi alma está. ¡Oh Dios,torna mi amor, porque es morir,porque es morir así vivir! |
おお 残酷な死よ! どうしてあんたは、卑怯にも あたしの愛する彼を奪ったのさ? 彼なしではあたし 生きていけない だってこれは死と同じですもの だってこれは死と同じですもの こんな風に生きてるだけなんて! もうあり得ないわ これ以上悲しむことなんて 涙の中に あたしの心は溶けて行く おお神様 あたしの恋人を返して だってこれは死と同じですもの だってこれは死と同じですもの こんな風に生きてるだけなんて! |
今まで「マハ」という言葉は使ってこなかったのですが、このなぜか3曲も立て続けにあるこの恋人をなくした嘆きの歌にだけは、この下町女のことを「マハ」と呼んだ方が収まりの良さそうな感じがするのです。それはゴヤの描いた絵のイメージがあるからかも知れません。
さて、この愛する人を亡くしてしまった嘆きの歌、グラナドスの美質が一番純粋な形で現れているからでしょうか。この歌曲集の中でも愛する人が多くて、比較的良く耳にすることができます。
第1曲目は深い嘆き。詞も曲も一番悲しげです。
( 2007.12.07 藤井宏行 )