El mirar de la maja Tonadillas |
ある女のまなざし トナディーリャス |
¿Por qué es en mis ojos tan hondo el mirar que a fin de cortar desdenes y enojos los suelo entornar? ¿Qué fuego dentro llevarán que si acaso con calor los clavo en mi amor sonrojo me dan? Por eso el chispero a quien mi alma dí al verse ante mí me tira el sombrero y díceme así: “Mi Maja,no me mires más que tus ojos rayos son y ardiendo en pasión la muerte me dan.” |
あたしのこの瞳はなぜ こんなにも正直なのかしら さえぎろうとしたら 蔑みや苛立ちの気持ちを 瞼を閉じてしまうしかないほどに? どんな炎が燃えるのかしら もしもこの瞳が熱っぽく あたしの恋人に釘付けとなったら あたしが恥ずかしくなるほどに? そしたらその伊達男 あたしがこの心を捧げた人は あたしの前にやってきて あたしに帽子を投げかけて そしてこんな風に言うんでしょう: 「お嬢さん、これ以上見つめないでくれ あんたの瞳の光で その燃える情熱は 俺を殺してしまうんだから」 |
鏡の前の自己陶酔でしょうか。可愛いですね。平井康三郎にも「うぬぼれ鏡」という名歌曲がありましたがあんな感じのなんといいますか女心をお茶目に歌っています。もっとも音楽はちょっとアンニュイな感じ。「うぬぼれ鏡」の清清しいユーモアとはちょっと違って静かに歌われていますけれど。残念ながらこれもこの歌曲集の中ではあまり取り上げられることが多いとは言えない曲ではあります。
( 2007.12.07 藤井宏行 )