TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


I Talk to the Trees    
  Paint Your Wagon
ぼくは話しかける 木々に  
     ミュージカル「ペイント・ユア・ワゴン」

詩: ラーナー (Alan Jay Lerner,1918-1986) アメリカ
      

曲: ロウ (Frederick Loewe,1904-1988) アメリカ   歌詞言語: 英語


詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
ぼくは話しかける 木々に
だけど木々は聞いてくれない ぼくのことを
ぼくは話しかける 星たちに
だけど星たちは決して聞いてはくれない

そよ風には時間がないんだ
立ち止まって聞いてくれる ぼくの言うことを
ぼくは話しかける まわりのすべてに
全部無駄だけど

でも突然 ぼくの言葉が
届くんだ 誰か他の人の耳に
触れるのさ 誰か他の人の心の
弦にも

ぼくは語るのさ 君にぼくの夢を
そして君が聞いていてくれるうちに
ぼくには突然思えるんだ それが
実現するように

ぼくには見えるんだ ぼくたちがある四月の夜
テーブルのところで 星たちの下
夕食を取りながら ロウソクの灯りで
かき鳴らす響きに乗せて ギターの

それからぼくは君に告げるだろう ぼくが読んだ本のことを
どうやってぼくが会えたのか フランスの王様に
そしたらぼくは遣わそう 召使たちをベッドのところに
そして君にお願いしよう ダンスを


でも突然 ぼくの言葉が
届くんだ 誰か他の人の耳に
触れるのさ 誰か他の人の心の
弦にも

ぼくは語るのさ 君にぼくの夢を
そして君が聞いていてくれるうちに
ぼくには突然思えるんだ それが
実現するように

(詞は大意です)

1969年、リー・マーヴィンやクリント・イーストウッドらの主演で映画化された(邦題「ベンチャー・ワゴン」)西部劇ミュージカルです。「マイ・フェア・レディ」の印象があまりにも強いこの作詞作曲コンビとしてはかなり意外な題材ですが、けっこう雰囲気豊かな西部劇風のスタイルに仕上がっていて聴きごたえありです。映画とオリジナルのミュージカルはかなり筋が違っていて、歌詞もかなり書き換えられています。映画版の歌詞の方で歌われることが多いようですが、ここではオリジナルの1951年版にできるだけ合わせて訳します。
この曲はヨーロッパ仕込みの流麗なメロディがお得意のロウにしては珍しいラテンのリズム(チャチャチャ?)。

( 2021.12.12 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ