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Anda Jaleo    
 
アンダ・ハレオ  
    

詩: ラテン民謡 (canción popular,-) 
      

曲: ガルシア=ロルカ (Federico Garcia-Lorca,1898-1936) スペイン   歌詞言語: スペイン語


Yo me alivié a un pino verde
por ver si la divisaba,
y sólo divisé el polvo
del coche que la llevaba.
Anda jaleo,jaleo:
ya se acabó el alboroto
y vamos al tiroteo.

No salgas,paloma,al campo,
mira que soy cazador,
y si te tiro y te mato
para mí será el dolor,
para mí será el quebranto,
Anda,jaleo,jaleo:

En la calle de los Muros
han matado una paloma.
Yo cortaré con mis manos
las flores de su corona.
Anda jaleo,jaleo:

もしやあの娘が見えるかと
緑の松に登ってみたが
見えたのはただ、
彼女を乗せてった車の砂埃
アンダ・ハレオ・ハレオ
追跡劇が一息つけば
今度は撃ち合いが始まるぜ。

野原に出るなよ、小鳩ちゃん
ご覧、俺は鉄砲打ちだ
お前を撃って死なせたならば
辛い思いをせにゃならぬ
悲しい思いをせにゃならぬ
アンダ・ハレオ・ハレオ

ロス・ムーロスの道すがら
一羽の小鳩が殺された
墓に供える花たちを
俺がこの手で摘んでやろう
アンダ・ハレオ・ハレオ

(アンダルシア民謡)

スペイン内線の最中暗殺された詩人のガルシア・ロルカは、音楽の世界でもスペインの民謡を採譜したことで有名です。13曲ほどあるその中には、激しいフラメンコ調のものあり、上品なスペイン宮廷を思わせるものありと実に多彩で面白いです。今回はその中でも最も激しい曲を選んでみました。
ギターの激しい伴奏と、ファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」のようなむせ返るようなスペインの歌、フラメンコ舞踏団が歌いながら踊るのに打ってつけな曲で、事実そういう使われ方もよくあるようです。初めの叙情的な朗唱が、アンダ・ハレオ・ハレオの掛け声によって一気にエキサイトし、あとは一気にクライマックスへとなだれ込み終わります。
この曲、ナルシソ・イエペスのギター伴奏に、テレサ・ベルガンサの歌という強力なコンビの録音があるのですが(DG)、ちょっと気品が有り過ぎる気もしなくもありません。
歌の技量はちょっと落ちるかも知れませんが、荒っぽいギター伴奏と、酒場での流しの歌手といった風情のあるAtlanのソプラノにCarmosaの伴奏のHarmonia Mundi盤がこの曲に関してはなかなか味があって良いです。
この盤にはLorcaの編曲した13のスペイン民謡の他にファリャのギター伴奏歌曲もカップリングされていて、スペインの味わいをこれでもかと堪能できます。

( 2002.06.28 藤井宏行 )


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